Nano Banana Pro × fal.aiで画像生成を自動化!コスト・精度・活用ポイント完全解説

田中 慎

田中 慎

CEO / PM / Vibe Coder

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Nano Banana Pro × fal.aiで画像生成を自動化!コスト・精度・活用ポイント完全解説

「ブログのアイキャッチ画像、毎回作るのが面倒...」「プレゼン資料に使う図解を、もっと効率的に量産したい」そんな悩みを抱えていないでしょうか。

今回は、Google DeepMindが開発した最新の画像生成AI「Nano Banana Pro」を、fal.aiのAPI経由で活用し、230枚の画像を約5,000円(1枚21円)で生成した実体験をお伝えします。

AIツールの進化により、これまでデザイナーに依頼していた作業が、APIを叩くだけで完了する時代になりました。本記事では、コスト分析から具体的な活用シーンまで、画像生成自動化の全貌を解説します。

Nano Banana Proとは?fal.aiで使える最新画像生成AI

Nano Banana Proは、2025年11月にGoogle DeepMindがリリースしたGemini 3 Proベースの画像生成モデルです。正式名称は「Gemini 3 Pro Image」ですが、愛称の「Nano Banana Pro」で広く知られています。

Nano Banana Proの主な特徴

  • 日本語テキスト描画の強化:ポスターやスライドに日本語を直接埋め込める
  • キャラクター一貫性機能:同じキャラクターで複数シーンを生成可能
  • 最大14枚の参照画像:ブランドアセットを参照して統一感のある画像を生成
  • 4バリエーション同時生成:1回のリクエストで複数パターンを取得

従来の画像生成AIでは「文字が崩れる」「日本語が読めない」という課題がありましたが、Nano Banana Proではこれらが大幅に改善されています。

実際に使ってみた実感として、Nano Banana Proは日本語の精度が非常に高くなっており、ほぼ問題なく資料作成にも使えるレベルに達しています。以前の画像生成AIでは日本語テキストを含む画像は手直しが必須でしたが、今ではそのまま資料に貼り付けても違和感がないクオリティです。

Nano Banana Proで生成したデジタルツインの解説図
Nano Banana Proで生成した日本語インフォグラフィックの例。日本語テキストが崩れることなく、そのまま資料に使えるクオリティ。

fal.aiでNano Banana ProをAPI活用するメリット

fal.aiは、様々なAIモデルをAPI経由で利用できるプラットフォームです。Nano Banana Proを使う際、fal.aiを選んだ理由は以下の3点です。

プロンプト管理機能

fal.aiのダッシュボードでは、過去に使用したプロンプトを一覧で確認できます。「どのプロンプトでどんな画像が生成されたか」を後から振り返れるため、プロンプトの改善サイクルを回しやすいです。

fal.aiダッシュボードの画面
fal.aiダッシュボードでの生成履歴管理画面

画像の一元管理

生成した画像はfal.ai上で管理できるため、ローカルにダウンロードしなくても履歴を確認できます。APIリクエストごとにURLが発行されるので、後から参照するのも簡単です。

fal.ai生成履歴画面
生成した画像の履歴一覧

コストの透明性

fal.aiでは1画像あたり$0.15という明確な料金体系です。使った分だけ課金されるため、予算管理がしやすいのも魅力です。

画像生成自動化の実装:API連携の簡単さに驚き

AIツールを使った開発では、「実装が大変そう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、fal.aiのAPIは非常にシンプルで、依頼するだけで実装が完了しました。

実装の流れ

  1. fal.aiでAPIキーを取得
  2. プロンプトテンプレートを準備
  3. APIを叩くスクリプトを作成
  4. バッチ処理で大量生成を実行

AIツールを使ったチーム開発の記事でも触れましたが、最近はAIに実装を依頼するだけでコードが出来上がります。今回も、Claude Codeに「fal.aiのAPIを使って画像を生成するスクリプトを作って」と依頼しただけで、数分で動作するコードが完成しました。

AIモデル選定の観点でも、Nano Banana Proは「日本語テキストを含む画像」「インフォグラフィック風の図解」に最適です。用途に応じてモデルを使い分けることで、コストと品質のバランスを取れます。

画像生成自動化のコスト分析:230枚で約5,000円

実際にNano Banana Proで画像を大量生成してみて、コストを分析しました。

1枚あたり約21円のコスト効率

実績コスト

生成枚数 約230枚
総コスト 約33ドル(約5,000円)
1枚あたり 約21円
fal.ai公式価格 $0.15/枚

人間のデザイナーとのコスト比較

従来、ブログのアイキャッチ画像やプレゼン用の図解を作成する場合、以下のような選択肢がありました。

方法 1枚あたりコスト 所要時間
デザイナー外注 3,000〜10,000円 1〜3日
自分で作成(Canva等) 0円(時間コスト有) 30分〜1時間
ブラウザで画像生成AI 0〜数百円 5〜15分
API経由で自動生成 約21円 数秒(バッチ実行)

特に「図解するときに情報を理解しなければいけない」「それを人間のデザイナーに依頼するのも大変」という課題があります。AIなら、テキストから直接図解を生成できるため、この認識合わせのコストがゼロになります。

なぜAPI経由で一気に生成するのか?

ブラウザで1枚ずつ生成して待つのも面倒なので、API経由でバッチ処理しています。生成の時間を待つのも勿体ないので、スクリプトを回している間に他の作業を進められるのが大きなメリットです。

Nano Banana Proの活用シーン7選

Nano Banana Proは様々なシーンで活用できます。以下、実際に試した活用例と、今後試してみたい活用例を紹介します。

1. ブログ・記事のアイキャッチ画像

最も頻繁に使っているのが、ブログ記事のアイキャッチ画像生成です。記事の内容を要約したプロンプトを与えるだけで、インフォグラフィック風の画像が生成されます。

日本語テキストを含む画像も精度よく生成できるため、「記事タイトル + ビジュアル」を1枚の画像に収められます。

2. コーポレート資料・会社紹介資料

会社紹介資料やサービス説明資料に使う図解も、Nano Banana Proで生成しています。CAIO(AI経営支援)サービスの資料でも、AIを活用した業務フローの図解などに活用しています。

3. toBマーケティング資料

BtoB向けのホワイトペーパーやセミナー資料の作成にも活用しています。NotebookLMを使ったBtoB資料作成と組み合わせることで、テキストベースの構成から、ビジュアルリッチな資料への変換がスムーズになりました。

4. 4コマ漫画・マンガコンテンツ

Nano Banana Proはマンガ生成にも対応しています。「4コマ漫画」「縦読み漫画」といった指示をプロンプトに含めることで、パネル構造を理解した画像を生成できます。

GMOなどの企業でも、4コマ漫画コンテンツの制作にNano Bananaを活用している事例があります。キャラクター一貫性機能を使えば、同じキャラクターで複数のシーンを生成できるため、ストーリー性のあるコンテンツも作りやすくなっています。

5. SNS投稿用ビジュアル

Instagram、X(Twitter)、TikTokなどのSNS投稿用ビジュアルも量産可能です。特に、複数パターンを高速で生成してA/Bテストする用途に向いています。

6. 広告クリエイティブ・A/Bテスト

広告用のクリエイティブも、バリエーションを大量に生成してテストできます。Nano Banana Proは多言語対応(英語・ドイツ語・日本語・中国語)しているため、グローバル展開する広告にも活用できます。

AI BPOサービスでは、広告運用の効率化にもAIを活用していますが、クリエイティブ生成の自動化も今後の展開として検討しています。

7. UI/UXモックアップ

アプリやWebサイトのUI/UXモックアップの初期案出しにも使えます。「ログイン画面のモックアップ」「ダッシュボード画面のワイヤーフレーム」といったプロンプトで、ラフなイメージを素早く生成できます。

NotebookLMとの組み合わせで資料作成を効率化

現在、資料作成のワークフローとして以下のフローを実践しています。

資料作成ワークフロー

  1. NotebookLMで資料の構成・テキストを作成(詳細はこちら
  2. Nano Banana Pro(API)で図解・ビジュアルを生成
  3. Google Slideでスライド作成・レイアウト調整
  4. ブラウザのGoogle Slideの画像編集機能で微調整して完成

NotebookLMでBtoB資料を作成している記事でも紹介していますが、NotebookLMは「情報を整理してテキストベースの資料を作る」のに非常に優れています。これにNano Banana Proを組み合わせることで、テキスト→ビジュアルの変換も自動化できます。

今後の展望:資料作成の完全自動化へ

今後は、以下のような活用を検討しています。

  • プレゼン資料の図解を一括生成するワークフローの構築
  • ブログ記事の公開時にアイキャッチを自動生成する仕組み
  • 4コマ漫画形式でのサービス説明コンテンツの制作
  • AIネイティブな組織として、デザイン業務もAIファーストで進める体制の構築

AIによる画像生成は、まだ「人間が指示を出す」フェーズですが、将来的には「AIが自律的に最適な画像を選んで配置する」ところまで自動化できると考えています。

まとめ:画像生成自動化で時間とコストを削減

本記事では、Nano Banana Pro × fal.aiを使った画像生成自動化の実践を紹介しました。

Key Takeaways

  • コスト:230枚で約5,000円(1枚21円)、人間のデザイナーの数百分の1
  • 精度:日本語テキスト対応、キャラクター一貫性、高解像度出力
  • 利用ポイント:プロンプト管理、バッチ処理、他ツールとの組み合わせ

fal.aiを使えば、実装も非常に簡単で、依頼するだけでスクリプトが完成します。「デザイナーに依頼する時間がない」「でも質の高い画像は欲しい」という方は、ぜひAPI経由の画像生成自動化を試してみてください。

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執筆者

田中 慎

田中 慎

CEO / PM / Vibe Coder

2011年新卒で受託開発/自社メディア企業にWebデザイナーとして入社。1年半ほど受託案件のディレクション/デザイン/開発に従事。2012年株式会社サイバーエージェントに転職し、約4年間エンジニアとしてポイントプラットフォーム事業、2つのコミュニティ事業の立ち上げ・運用に従事。同時に個人事業主としてWebサービス/メディアの開発をスタートし、年間3,000万円以上の利益を創出。2017年株式会社overflowを共同創業者・代表取締役CPOとして設立。2つのHR SaaS事業をゼロから立ち上げ、累計1,000社以上の企業、エンジニア/PMなど3万人以上が利用するサービスへと成長させた。現在はAI Nativeの創業者として、AIと人間の共創による新しい価値創造を推進。

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